とろサーモン、M―1で悲願の優勝「どこかでずっとM―1を憎みながら漫才してた」

2015年優勝のトレンディエンジェル、2016年の銀シャリと、王者の活躍がめざましい漫才日本一決定戦『M-1グランプリ』(朝日放送)が3日におこなわれ、とろサーモンが悲願の優勝を果たした。

年々注目度を増し、今年のエントリー数4094組のなかから決勝戦に進出したのは、かまいたち、ゆにばーす、マヂカルラブリー、さや香、ミキ、とろサーモン、和牛、ジャルジャル、カミナリの9組と、敗者復活戦から這い上がったスーパーマラドーナ。この10組が激戦を繰り広げ、準決勝進出9回にして初の決勝進出、さらに結成15年でラストイヤーだったとろサーモンが、審査員7人のうち4票を集め、優勝となった。

優勝が決まった瞬間は「信じられない」という表情を見せた2人。苦節15年、それでも変わらず自身の漫才のスタイルを貫いてきた彼らの大逆転に、審査員を務めた渡辺正行は「いやもう、芸人さんが売れていくっていうのは・・・」と涙で言葉にならず、博多大吉は「つかみのスピードがピカイチだった」と賞賛。とろサーモンの村田英亮は「このまま売れずに終わって行くのかと思ってた。本当にうれしい」、久保田かずのぶは「明日から楽しみです。ありがとうございまーす!」と涙を浮かべ、2人の喜びの言葉に会場からは大きな拍手が送られた。

優勝会見で村田は「売れへん時代が長かったので、優勝したことを受け入れられてない状態です」と呆然。久保田は「どこかでずっとM-1を憎みながら漫才してた部分がある」と告白しつつも、「今日回収できたってことが漫才師としての宿命を感じさせてもらいました」と安堵の表情を浮かべた。気になる賞金1000万円の使い途については、「宮崎空港のすごく目立つところに、温水洋一さんの銅像があるんですが、その両脇に僕らの銅像を添えてもらいたい」と、本気とも冗談ともつかないコメントで会場を沸かせた。

(Lmaga.jp)

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