崇徳V!エース高原完投16K

 「春季高校野球広島大会・決勝、崇徳2-1如水館」(7日、福山市民球場)

 広島大会決勝が行われ、延長十三回の激闘の末、崇徳が2-1で如水館を下し、21年ぶり6度目の優勝を果たした。

 手に汗握る投手戦に一振りで終止符を打った。1-1で迎えた延長十三回。矢田悠貴外野手(3年)が内角低めの直球を豪快に右翼席へ運んだ。チームを95年以来、21年ぶり6度目の優勝に導くサヨナラ弾だ。

 「打席に入る前に監督から『思い切っていけ』と言われました。健大朗(高原)が延長戦に入ってもしっかり抑えてくれていたんで、絶対勝ちたいと思っていた」と声を弾ませた。

 昨季の春季大会では決勝まで進んだが、広陵に完封負け。頂点にあと一歩届かなかった。藤本誠監督(36)は「生徒が本当によく成長してくれた。エラーを一つしたものの、守りからリズムを作って、高原が粘り強く投げてくれた」と、選手を称えた。

 エース・高原健大朗投手(3年)は延長十三回、191球を投げ抜き、如水館打線から16奪三振を奪う快投を見せた。

 「いままで通り守りからリズムを作ってしっかりやりたいと思います」と藤本監督。来月4日から鳥取県(どらドラパーク米子市民球場)で開催される中国大会に臨む。

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