オコエ飛んだ!世界が驚く足魅せた

 「U-18W杯・1次ラウンドA組、日本3-0米国」(29日、舞洲)

 野球のU-18(18歳以下)ワールドカップ(W杯)第2日は1次ラウンドが行われ、日本は前回優勝の米国に完封勝ちして連勝スタートを切った。貴重なダメ押し点を奪ったオコエ瑠偉外野手(3年)の驚異的な走塁を、米国代表のグレン・チッキーニ監督やネット裏のメジャースカウト陣も絶賛した。

 誰もホームに突っ込むなんて思わなかった。島田三塁ベースコーチが回す右腕に、オコエのスイッチが切り替わった。三塁ベースを勢いよく蹴り、大きく伸びるストライド。最後は地面すれすれを飛ぶようなスライディングでタッチをかわし、ホームに手をついた。

 一瞬の静寂後、沸き上がった大歓声。未来のメジャーリーガーたちもグラウンドで驚きの表情を浮かべた。「ギリギリかなと思ったけど、思い切っていった」とオコエ。米国の戦意を奪う3点目は「世界を驚かせたい」と語っていたスピードで生まれた。

 五回、2点を先制しなおも2死一、二塁の場面。投手バトラーのボーク気味のけん制に引っかかった。二、三塁間に挟まれたが、三塁手から二塁への送球が悪送球になった。ボールが右翼を転々とする間にホームを陥れた。米国のチッキーニ監督は「素晴らしい選手。あれだけ走れるし、メジャーでやれる」と舌を巻いた。

 視察したダイヤモンドバックスの林環太平洋統括部長も「積極性がすごい。身体能力は向こう(米国)の選手に負けない」とうなった。その積極性を生んだのは、日本代表の中のライバルの存在-。「自分が代表に選ばれる上で、天理の船曳はライバルだと思っていた」と明かす。

 この回、1点を奪いなお2死二塁の場面。二走の船曳は、オコエの一塁内野安打で、圧倒的なスピードでホームに生還した。「同じ1番で足が速くてタイプがかぶっているじゃないですか。『船曳以上のプレーを』と甲子園で頭の片隅に置いていた」。その向上心が、聖地での、そして国際舞台での驚異的な活躍に結びついている。

 今では「外野手ミーティングって言って、いつも自分の部屋にいるんすよ!」と2人は大の仲良しに。世界選手権で11年ぶりとなる米国撃破。日本が生んだ機動破壊が、U-18初優勝へ避けては通れない壁を打ち破った。

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