岡山理大付“超ノビノビ野球”で聖地へ

 全国高等学校野球選手権岡山大会の組み合わせが28日、決まった。

 関西、倉敷商ら強豪ひしめく県大会を「今年は勝ちたい」と言うのが岡山理大付・早川宜広監督(46)だ。春夏通算9度甲子園出場の強豪校が、7年ぶりの聖地を目指す。

 4番の頓宮(とんぐう)捕手を文字通り“要”に据え、エース小寺と、遜色ない計4人の投手を使い分ける。野手も、次から次へとレギュラー候補が台頭するハイレベルの競争だ。

 早川監督の「勝つより育てる」という方針で約90人の部員すべてに練習機会を与える。押しつけでなく、監督、コーチらとの会話の中で各自が課題を見つけ、メニューもほぼ、選手任せ。結果、『勝てるチームに育った』のだ。

 「高校生は成長期。何もしなくても伸びる。押しつけの指導はもう少し、伸びる。自分で考えてやれば、その何倍も伸びる」の信念。いいと思うことはすべてやらせる。寮に迷い込んだ犬を飼うもよし。今や野球部の一員となった愛犬・リーが見守るグラウンドで育った選手たちが大暴れしそうだ。

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