“インフル禍”豊川散る…執念の継投も

 「選抜高校野球・準決勝、履正社12-7豊川」(1日、甲子園)

 豊川(愛知)は履正社(大阪)に7‐12で敗れ、初陣での決勝進出はならなかった。

 初出場の豊川を4強へ導いたエースが崩れた。救援登板した田中空良投手(3年)が2回を5安打4四死球で5失点。田中は「全部自分の責任」と自分を責めた。

 公式戦初先発の阿部が5回無失点と好投。2点リードの六回から田中がマウンドへ上がったが、「力みでコントロールが悪くなって」と甘いスライダーを痛打された。ここまで3戦、424球。股関節の痛みもあった。

 3番手の落合がインフルエンザで離脱。八回にはインフルエンザからこの日復帰した杉田が継投したが、「体が重くて」と1点を失った。九回には投球練習すら普段していない大河内と伊藤が登板。十回無死満塁で捕手の氷見を投手に回す総力戦も、5点を失った。

 「いかに良い状態を保つか。いろいろ学んで、夏に帰ってきたい」と田中。再起の夏はすぐにやってくる。

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