大阪桐蔭・森、決勝で米国に倍返しや!

 「18U・W杯・2次ラウンド、日本4-10米国」(6日、台中)

 日本は米国に4‐10で敗れ、今大会初黒星を喫した。日本は4勝1敗で同ラウンド2位となり、初優勝を懸ける8日の決勝(日本時間午後7時開始)は同1位の米国と再び対戦する。日本は0‐1の三回に森友哉捕手(3年、大阪桐蔭)の適時打で追い付いたが、五回に守備の乱れもあり4失点。九回にも本塁打を浴びるなど4点を失った。

 屈辱は最終決戦で晴らす。2ケタ失点の敗戦にも、森友はしっかりと前を見据えた。「言い訳になるかもしれないが、勝っても負けても意味がない。日本の課題や相手打線の印象がわかった」と収穫を口にした。

 勝ちを目指しつつ、情報収集に努めた。制球力のある先発の飯田と話し合いながら、内外角に直球、変化球を投げ分けさせた。「チーム全体で打てないコースは見つかったと思う」と、米国の弱点を把握したことを明かした。

 因縁の米国戦だった。昨年は2次ラウンドで敗れ、決勝進出の望みを絶たれた。自身は本塁上で走者に2度の体当たりを受けた。しかし「ああいうプレーがあったからという感情はない。試合に勝てればいい」と、あくまで冷静だった。世界一になるため、個人の雪辱は捨てている。

 もちろん、殴られっぱなしでは終わらない。三回には一度は同点とする適時内野安打。六回には左翼線への二塁打で出塁し、2点目のホームを踏んだ。バットでも決勝への布石は打っている。

 主力4人を先発から外した米国に対し、日本はベストメンバーで臨んで敗れた。それでも、西谷監督は「打者は1日あけるより、感覚を維持した方がいい」と説明。「相手のいいデータは取れた」と話した。「この悔しさを晴らすために、明日は勝って笑って終わりたい」と森友。「倍返しで?」と問われると、不敵に笑ってうなずいた。

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