日大山形・奥村4強突破で“父超え”だ
「全国高校野球・準決勝、前橋育英‐日大山形」(21日、甲子園)
山形県勢初のベスト4に進出した日大山形が20日、大阪市の舞洲球場で約2時間の練習を行った。3試合を一人で投げ抜いてきた庄司瑞投手(3年)は「疲れは抜けきっていません。痛いところもあちこちある」と疲労困ぱいの様子。それでも「きのう(明徳義塾戦)チェンジアップでカウントを取れなかったので投げました」と、ブルペンで約30球を投じた。
主将の奥村展征内野手(3年)は「全員が相手の自信ある球をヒットにできれば」と、好投手・高橋光攻略のイメージを描いた。85年に甲西(滋賀)の選手としてベスト4まで進んだ父・伸一さんからは「突っ込むとインコースをさばけなかったり、変化球を打たされたりする」とアドバイスも授かった。投打一体となって、山形に深紅の旗を持ち帰る。