東大阪大柏原が初戦突破 望月主将が活躍

 「高校野球・大阪大会1回戦、東大阪大柏原5‐2上宮」(11日、南港中央)

 大阪では2年ぶりの甲子園を目指す東大阪大柏原が上宮を下し、初戦を突破した。

 東大阪大柏原で唯一の“聖地を知る男”望月涼太外野手(3年)が、主将としてチームをけん引した。初回、初球を右前へ運び出塁すると、4番・伊藤康介外野手(3年)の犠飛で先制の得点。九回も先頭で四球を選び、ダメ押しとなる4点目の生還を果たした。

 2年前の夏は1年生でただ1人ベンチ入り。大阪桐蔭にサヨナラ勝ちして初の甲子園を決めた決勝もフル出場した。「あの試合は一番印象に残っている。みんなあの勝利のために苦しい練習をするんだと思った」と振り返った。今春の大阪大会3回戦で大体大浪商にコールド負けした時は「このままでは先輩が甲子園出場でつくった伝統を壊すことになる。最後の夏は気持ちを合わせていこう」とチームを引き締めた。

 対戦相手の上宮は田中秀昌監督(56)の母校であり、前任校。田中監督は「対戦が決まった後、選手に『絶対負けられへんのや』と言いました」。望月も「負けたら申し訳ない」と気合を入れた。「満塁で打てなかった。状態が悪くてもチームを引っ張りたい」と最後は反省も忘れなかった。

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