県北初の甲子園へ新庄4強コールド進撃
「高校野球広島大会・準々決勝、新庄9‐0瀬戸内」(24日、マツダ)
新庄、尾道、盈進、広島工がベスト4に進出した。県北から初の甲子園出場を目指す新庄は、瀬戸内に七回コールド勝ち。主将の二角勇大外野手(3年)が3安打3打点の活躍を見せた。
手に残る久しぶりの好感触に笑みがこぼれた。チームを4強へと導く先制&決勝打。新庄の1番・二角は「しばらく打っていなかったのでうれしい」と、シンプルな言葉で喜びを表した。
0‐0で迎えた三回2死三塁だ。内角の直球をコンパクトに振り抜いた。左前適時打は、二角の11打席ぶりの安打となった。五回には中越え2点二塁打、六回にも中前打を放ち、この日は3安打3打点。これまでの不調がウソのように安打を量産した。
前回の試合まで4試合で12打数2安打と振るわなかった。安打は初戦の三次戦で放った2本のみ。チームが12安打12得点と大勝した近大福山との4回戦でも二角は、無安打に終わった。
迫田守昭監督(66)は「誰よりも責任感が強い選手。それがある意味で悪い方に出てしまった」。湿るバットに焦りが募り空回りする、負のスパイラルに陥っていた。
23日の休養日が転機となった。「自分が決めるんだという気持ちではなく、後ろの打者につなごう」。試合から離れたことで気持ちをリセット。チームメートを信頼し、肩の力を抜くことを心掛けた。
昨年は決勝で如水館に敗れ、県北初の甲子園出場は成らなかった。その直後から、今夏の優勝だけを目標に練習に打ち込んできた。「いい打者がそろっている。1つでも先の塁に走者を進める打撃をしたい」。頂点まであと2勝。仲間を信頼し、つなぐ心で打席に立つ。
