美浦「北の杜」の新厩舎がすごい!高橋文厩舎も躍進必至

 美浦トレセンでは厩舎の建て替えがスタートし、「北の杜」と称される地域に新厩舎群が完成。モデルケースとして、二ノ宮敬宇厩舎と伊藤大士厩舎が既にこの新厩舎で活動してきていたが、本格的に…という意味ではこの5月からとなる。

 16日に引っ越しを完了したのが、ワタクシの担当でもある高橋文雅厩舎。取材の傍ら早速、その新厩舎を見学させてもらった。

 考えてみれば、美浦トレセンの開業は昭和52年で、今まで使用していた厩舎はおよそ築40年。取材では度々「あそこを見てよ。地盤沈下で歪んでいるんだ」と建物を指さしては説明も受けたものだった。

 さて、その新厩舎。「かなり広くなったなあ」というのがまずは第一印象だ。実際、旧厩舎の1・5倍の面積があるそうで、窮屈感が全くない。師に「まだ引っ越しして間がないですけど、違いますか?」と質問。すると「ただ単に広くなっただけでなく、馬房の天井が高くなって開放感がハンパない」と、うれしそうにうなずく。「対面式の馬房というのが、思っていた以上に効果がある」と付け加えた。馬の落ち着き度が以前とは全く違うそうで、「安心感が生まれるのだろう」と分析しておりましたな。

 そして目玉は、広いスペースを利用して円形のウオーキングマシンを厩舎へ導入したこと。これは北の杜群で希望厩舎だけに配備されたものだが、高橋文雅厩舎には直径18mのひときわデカい、メリーゴーランドさながらのマシンがドンと存在感十分に厩舎の真ん中に。記者の目の前で動かしてくれたが、本当に圧倒される代物でした。「これで運動量の増加が見込める」と笑顔でスイッチを押しておりましたな。下世話な話ながらも「見るからに高そうですけど…」と聞くと、その金額は超高級外車を楽に買えるくらいの値段。師も”勝負”に出たものだ。

 「立派な城を手に入れたのですから、あとは嫁さんだけですね」とのど元まで出かかったが、不機嫌になられても困る。「これからの活躍を願っていますよ!」。そうエールを送って、ワタクシは新厩舎を後にしました。

(馬サブロー美浦支局・玉川 祝)

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