【サウジアラビアＲＣ】★★★

　サウジアラビアロイヤルＣ、アルテミスＳ、３歳のデイリー杯クイーンＣと、東京のマイル戦は時計が出る。あまり速い時計で駆けるとそれ以後の反動が気になるところ。とにかく、スピードとその持続力が鍵になるレースだ。

　◎グランアレグリアは、今回と同じ舞台の東京マイルで新馬勝ち。半マイル47秒９のスローの流れのなか先行集団の外で折り合い、直線は押さえきれない手応えで先頭に立つと、そのまま後続を突き放しての圧勝劇。これほど余力を残した競馬内容で１分33秒６、ＳＰ指数は４４６、上がり指数も５１６とは恐れ入る。メンバー次第でまだまだ時計を詰めてきそうだ。ここも楽勝で重賞初Ｖを決めそうだ。

【平城京Ｓ】★

　指数１位は○キーグラウンドだが、今回は３月の名古屋大賞典以来の競馬。臨戦過程で◎モズアトラクションに期待した。芝で未勝利を突破できず、ダートを使い始めて500万→500万→1000万を３連勝、準オープンに上がって初戦こそ５着に敗れたが、２戦目の甲南Ｓを快勝。ＳＰ指数は５６６まで伸ばしてきた。オープンのブリリアントＳは９着と歯が立たなかったが、降級して再度準オープンなら能力上位は明らか。前走の６着は、４カ月半ぶりの競馬で、しかもスタートで出遅れたため。巻き返しは必至だろう。

【久多特別】★★

　長く勝てない◎オールザゴー。３歳ＯＰのマーガレットＳ勝ちから古馬ＯＰに組み込まれ、苦戦を強いられた。それでも阪神Ｃの５４２を筆頭に、常に５００を超えるハイレベルの指数をマークして能力に陰りはない。待ちに待った６月のクラス再編成で２階級降級。江の島特別⑤着、知多特別③着と悪い流れを断ち切れないが、ＳＰ指数は２戦とも５００を超えて内容は悪くない。そろそろ結果がほしい。

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