【2月26日の展望】舞台は整った/中山記念
【中山記念】
大阪杯がGIに昇格し、中距離馬にとって、春の目標が明確になった。ここはその始動戦として王道になるステップレース。例年以上にハイレベルのレースになりそうだ。昨年のドゥラメンテに敗れた、アンビシャスとリアルスティール。今年はこの2頭が中心となる。
◎アンビシャスは、直線で鋭く伸びてドゥラメンテを首差まで追い詰めた。このときのSP指数は自己ベストの591をマークした。昨秋の天皇賞を見ると、他馬が苦労する分、G前に急坂があってパワーを要する芝がベストと言えそう。距離も文句なしで、本番も期待できる存在。
○リアルスティールは、3着に敗れた昨年が586をマークした。その後、ドバイターフでGIを制した実績を誇る。遠征帰りの安田記念の大敗は仕方がない。589の高指数で2着に巻き返した天皇賞・秋が本来の姿。舞台を問わず千八~二千なら頂点を狙える存在。
▲ツクバアズマオーは、5歳秋に素質開花の晩成タイプ。ゴールドアクター、サトノノブレスに迫ったオールカマーでSP指数559。自信の前半3Fが37秒5だったことを考えれば、直線だけで559まで指数を押し上げたところに数字以上の価値を感じる。
【阪急杯】ダートでオープンまで出世してきた◎ヒルノデイバロー。短距離のスピード馬相手の芝ではなかなか上位争いできず。大敗を続けていたが、今年に入って、淀短距離S6着、シルクロードS4着と成績は上がってきた。とにかく前半は脚をためて、直線で何頭かわせるかというレースぶりでは、展開も味方につけないと苦しい。しかし、前走のシルクロードSはSP指数582と、これまでの指数を大きく上回る躍進を見せた。スピード競馬にもだいぶ慣れたということ。そろそろ馬券圏内の善戦もありそうだ。
【伊丹特別】ここは指数1位の◎サージェントバッジ。前走の初夢Sは思わぬスローペースで当てが外れた。昨年4月のアンタレスS(3着)でスピード指数は576をマークした実力馬。花園Sと摩耶Sで連続2着と復調気配を見せたので、もう勝てると踏んで狙ったが、4角3番手までの3頭で馬券圏内を独占する前残り。これでは勝負にならない。今回は高指数マークの阪神に戻るのに加えて、先行勢も多数。前走のような”オチ”はないだろう。
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