最も売れた有馬記念は、サクラローレルが勝った１９９６年。８７５億の売り上げは、ギネスにも載っています。昨年が４１６億。ピークから半分に落ちたとはいえ、まだまだ競馬産業は健在です。

「今年は４００億後半が目標です」と鼻息が荒いのは某競馬関係者。キタサンブラックが勝てば経済効果が絶大ということもあって、この馬を応援すると力が入ってます。またもや１枠１番を引き当てたことは、陣営ともども喜んでいるでしょう。もうこの引きの強さ「神ってる」レベルを超えており、他陣営も苦笑いするしかなかったようです。本命候補だったヤマカツエースは２枠４番でひと安心。今年はこの馬で勝負しようと思ってます。ちなみに有馬記念の収支は大幅プラス。金額を張れるか、張れないかの勝負は、今週は金曜から始まります。

【金曜・中山５Ｒ・２歳未勝利】

　◎コスモライジンはデビュー戦も当欄で推奨。そのデビュー戦はセンスのいい走りを見せながらも、追い出してからモタれて、まともに追えずじまい。それでも相手関係、着差を考えたらよく走ったと思える。慣れが見込める今回は一変も十分。

【金曜・中山８Ｒ・３歳上１０００万下】

　陣営の「自信あり！」のコメント通りの快勝だった◎スナッチアキス。前が引っ張る展開で流れが向いたこともあったが、後続を寄せ付かなかった内容は地力強化の証明と言えるだろう。昇級とはいえ、同じく昇級の○アメリカントップが人気を集めそうなメンバー構成。チャンスはあるだろう。

【金曜・中山１２Ｒ・ノエル賞】

　差す競馬しか出来なかった◎ブレイクマイハートが、前走は一転して先行策。激しい２着争いにしぶとく加わった内容は悪くなく、５００万通用の力をつけたと判断。「順当に良化。ここもいい勝負になるんじゃないかな？」と国枝師。馬連の軸で狙う。前走大敗からの巻き返しに燃える○オーダードリブンへの馬連が本線だ。

（馬サブロー美浦支局長・佐野裕樹）

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