【2月1日 川崎11R川崎記念・Jpn1】テーオーキングが中心

 2014年から3連覇を成し遂げたホッコータルマエをはじめ、カネヒキリ、ヴァーミリアンなどダート界のスターホースが勝ち馬に名を連ねる川崎記念。20、22年の優勝馬チュウワウィザードも偉大なチャンピオンホースだった。

 このレースは大きな傾向として、大舞台の実績が直結しやすい。その観点から今年の主役は、一昨年に帝王賞、チャンピオンズC、昨年にJBCクラシックを制したテーオーケインズ(牡6歳、栗東・高柳大)だ。前走のチャンピオンズCでは0秒3差の4着に終わったが、出遅れをリカバリーして地力の高さは披露していた。力のいる馬場も歓迎するタイプ。貫禄を示したい。

 ウシュバテソーロ(牡6歳、美浦・高木)は重賞初挑戦がG1の東京大賞典となったが、連勝中の勢いそのままに強豪を撃破。パワフルな末脚は、まさに現役No.1の破壊力。まだまだ切れ味に磨きがかかりそう。23年はさらに勲章を積み上げたい。

 ノットゥルノ(牡4歳、栗東・音無)はジャパンダートダービー優勝馬。層の厚さを感じる4歳世代のなかで頂点を極めた。東京大賞典の内容からも現状は大井2000メートルがベストと見るが、本格化はまだこれから。ビッグタイトル2勝目を狙える位置にいる。

 ペイシャエス(牡4歳、美浦・小西)は前走の名古屋グランプリで着差こそハナ差だが、先に仕掛けた2着馬を追いかけ、きっちり捉えてレコード勝ち。今年は年長馬を相手に勝ち負けを演じていきたい。ニューモニュメント(牡7歳、栗東・小崎)は前走OP特別の切れ味が秀逸で、明け7歳でも充実。流れ次第では不気味なところがある。

 地方競馬勢では、昨年2着と大健闘したエルデュクラージュ(騸9歳、船橋・川島一)が筆頭格。今年初戦の報知オールスターカップは、昨年2着の雪辱を果たす完勝。9歳を迎えても、その実力は健在。地力強化もうかがえるほどだ。舞台適性の高さもあり、強力JRA勢相手でも今年は頂点を極めたい。ライトウォーリア(牡6歳、川崎・内田勝)は転入後、確かな精神面の成長が感じられ、この先もステップアップが期待できる。上位に食い込み、地元川崎の大将格として存在感を示したい。

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