【スパーキングLC】サルサディオーネが逃げ切り 堀千亜師「7歳とは思えないほど元気」
「スパーキングレディーカップ・Jpn3」(8日、川崎)
開催4日目の11Rで行われ、2番人気のサルサディオーネが逃げ切って、牝馬交流重賞3勝目、重賞通算4勝目を飾った。好位追走から外を追い上げた3番人気のリネンファッションが2着に粘り、6番人気のグランデストラーダが3着に食い込んだ。なお、優勝馬は「第18回レディスプレリュード・Jpn2」(10月7日、大井)の優先出走権を獲得した。
このレースで2019年2着、20年3着だったサルサディオーネが、持ち前の逃げ脚全開でJpn3のダートグレードレース3勝目をマークした。
「とにかくスタートに集中した」と鞍上の矢野貴が振り返ったように、最内枠からロケットスタート。1周目の直線から楽に先手を奪ってマイペースに持ち込むと、好位を追走した福永のウルトラマリン、武豊のリネンファッションのJRA勢も動くに動けなかった。
そのまま最後の直線でも独走。「いい反応だったので、勝利を確信しました。7歳とは思えないほど元気ですね」と堀千亜師。ホクトベガメモリアルの副題が付いているように、JRA馬が圧倒的に強いレースを、08年のトーセンジョウオー以来で13年ぶりに、地方馬として制覇した。
リネンファッション(2着)「勝った馬が強かった。この馬も初めての重賞で、いい内容だったと思う」(武豊)
グランデストラーダ(3着)「期待通りの走りをしてくれた。1400メートルからマイルくらいがいい馬で、地方馬同士ならもっとやれる」(本田重)
フェアリーポルカ(4着)「ゲートで滑ってつまずいた。左回りもうまくないし、砂をかぶるのも嫌がった」(和田竜)
サルサレイア(5着)「最後までペースが流れていて、頑張って走った。大井の外回りなら」(御神本訓)
テオレーマ(6着)「今日はずっと動けないままでした。改めてです」(川田)