【地方競馬】ロードブレスが日本テレビ盃制覇 5番人気が末脚鋭く重賞初勝利

 「日本テレビ盃・Jpn2」(30日、船橋)

 開催3日目の11Rで行われ、5番人気のロードブレスが重賞初挑戦で初制覇を成し遂げた。縦長展開の4番手追走から徐々に進出して、最後の直線半ばで鮮やかに抜け出した。2着は3番人気のデルマルーブル、3着には7番人気のストライクイーグルが入った。

 ダート界の新星が誕生-。ロードブレスが重賞初挑戦で初制覇を成し遂げた。ダート路線に転向して、これが6戦目。手綱を取った三浦は「思ったよりも早く(重賞を)獲れた。着実に力をつけていることをうれしく思う」とパートナーをねぎらう。

 初体験の地方コース、ナイターでも問題なし。前走と同じく、実績のある左回りで脚力を発揮した。道中は先行するサルサディオーネ、アナザートゥルース、ダノンファラオから少し離れて追走。「流れを見て行こうと思っていたら、前の3頭が飛ばして行った」と三浦が振り返るように、絶好の展開が巡ってきた。

 勝負どころの最終3角から差を詰め、最後の直線へ向くと、逃げ粘るトゥルースを一気に抜き去った。「どこからでも動ける手応え。反応は前走以上だった」と鞍上は成長ぶりを実感する。

 管理する奥村豊師も「一戦ごとに課題を克服している」と内容にも手応え。次走は「状態を見極めてから」と明言しなかったが、「ダート界を背負える存在になれれば」とG1獲りを意識した。

 デルマルーブル(2着)「久々に乗ったけど、しっかりした感じがあった。しまいも伸びていたけど、勝ち馬に直線でセーフティーリードを取られてしまった」(戸崎)

 ストライクイーグル(3着)「前が結構流れていて、この馬もいい脚を使った。もう少し距離が欲しい感じもしたけど、すごくいい馬です」(森泰斗)

 ミューチャリー(4着)「勝つんだったらあの位置しかなかったが、ペースが速くて、なし崩し的に脚を使わされてしまった」(御神本訓)

 アナザートゥルース(5着)「一生懸命走っていたが、ペースが速くて、最後は疲れてしまった」(ルメール)

 ダノンファラオ(7着)「あの展開で勝ち切る力は現状まだない。これから良くなると思う」(矢作師)

 サルサディオーネ(9着)「さすがにペースが速く、2コーナーまで全力疾走した感じ。それでも力はあるし、牝馬同士なら今後も楽しみ」(矢野貴)

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