【地方競馬】ノブタイザンが六甲盃を制覇 16年兵庫ダービー以来の重賞制覇

 「六甲盃」(1日、園田)

 4番人気のノブタイザンが、後方待機から直線で末脚を爆発させて抜け出し、2016年兵庫ダービー以来となる重賞3勝目を飾った。六甲盃で兵庫競馬所属馬の優勝は15年のハルイチバン以来3年ぶり。2着は1番人気のキクノソル、3着には2番人気のエイシンホクトセイが入った。

 2年前の兵庫ダービー馬が見事な復活劇を見せた。「この馬らしい、いい切れ味で勝てたので」。ノブタイザンのゴールと同時に、鞍上の杉浦健は派手にガッツポーズを決めた。

 馬場2周の長丁場で、杉浦健は相棒の特徴を信じて手綱を握った。「じっくり最後の最後まで我慢した方が、末脚を爆発する。だから、自分のリズムで乗った」。道中は12頭中で後方2番手に待機。2周目3角から進出すると、4角過ぎで一気にスパート。直線では空いた内めを突っ込み、ゴール前で先を行くキクノソルを差し切った。

 ノブタイザンと杉浦のコンビでは、2歳時の園田ジュニアカップ以来の重賞制覇。「能力はあるのは分かっていたが、なかなか結果を出してあげられなくて悔しかった」と鞍上。兵庫ダービーでは手綱を取らなかったが、デビューから多くのレースを戦ってきた実績を今回は発揮した。

 勝利を見届けた新井隆師は「ジョッキーの好判断。『あれしかない』というレースをしてくれた」と杉浦健を絶賛。今後は兵庫大賞典(5月4日・園田)を目標に準備を進める。

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