京都の芝は内、外フラットな状態。土曜３Ｒは平均ペースで流れて、差し、追い込み脚質が上位を独占。土曜４Ｒは前半３Ｆ34秒２、1000ｍ通過が57秒５のハイペースだったにもかかわらず、上位３着までが内を立ち回った先行、好位組。最終週だけに外差し有利にシフトする可能性も少なからずあるとみていましたが、この様子だと外有利になることはありませんね。

【日曜・京都１Ｒ・３歳未勝利】

　初ダートの前走では５着と掲示板を確保した◎テイエムグルービーですが、お世辞にもスムーズとは言えない内容。前半は芝の切れ目でバランスを崩して道中は掛かり気味に追走、おまけに直線でも前が詰まりブレーキをかけるシーンがありました。木曜の栗東坂路は降雨の影響でかなり重たい馬場だったなか、後半の時間帯にもかかわらず４Ｆ52秒４の破格時計。出来上昇＆砂２戦目のここで狙い撃ちます！

　相手は○メンターモード、▲タカノイダテン、×メイショウオオヨド、☆エイシンスペード、△テソーロ、△ゴールドハンター、△スズカチャレンジ。馬券は馬連と３連複◎１頭軸流しで。

【日曜・京都８Ｒ・４歳上1000万下】

　◎サンライズクロンヌ。休み明けの前走が小差の５着と善戦。スタートでトモを落としてしんがりから追走したことを踏まえれば、着差以上に評価していいと思います。今週の追い切りでは併走相手を１秒近く追走し、楽々と先着。叩いた効果は大きく、再度、内回りの2000ｍが舞台。今回は馬券圏内に入ってくるとの見立てです。

　相手は○ビービーブレスユー、▲ステイザコース、×ラディウス、☆コウエイワンマン、△サーストンコラルド。馬券は馬連と３連複フォーメーション◎→○▲→他印各馬へ。

【日曜・東京10Ｒ・日本ダービー】

　初戦を飾った直後の追い切りを見て「ダービーはコイツやな」と直感的に思ったのが◎サトノアーサー。体が柔らかく前方に大きく伸びる前肢、そして後肢のケッパリも強力で、仕掛けてからの加速力は超一流馬のそれ。間違いなく”ワールドクラス”だと感じましたね。まさかダービーまで２敗もするとは思いませんでしたが、２走前は道悪に切れをそがれた結果。前走は位置取りとコース取りの差。勝ち馬アルアインはロスなく番手で運んでいたのに対して、こちらはしんがりから外を回る形。相手がのちの皐月賞馬ですから、さすがにあと一歩及びませんでしたが、競馬の内容では完全にサトノアーサーが勝っていました。前走後はここ一本に絞って調整し万全の仕上げ。調教で動き過ぎるがゆえ、今から思えば毎日杯はそれほど負荷がかかっていませんでしたが、今回は運動量を増やして、なおかつ併せ馬も４本消化。もう言うことはありません。唯一の不安材料は出脚が鈍いこと。この枠で出遅れて、外を回る形になってしまうとさすがに厳しいですからね。中団ぐらいのインで何とか流れに乗ってほしいところ。１コーナーの入りで勝負は決まるとみています。

　相手は○レイデオロ、▲アドミラブル、×クリンチャー、☆ペルシアンナイト、△ダンビュライト、△スワーヴリチャード、△アルアイン。馬券はアタマ固定の馬単と３連複フォーメーション◎→○▲→他印各馬へ。

【先週の推奨馬成績…５月20日＝(2)(10)(6)着、５月21日＝(11)(5)(3)着】

（馬サブロー栗東支局長・竹村浩行）

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