【競輪】小笹隼人がアクシデントを乗り越え爆走
「デイリースポーツ創刊70周年記念競走・F1」(6日、高松)
鋭いダッシュが持ち味の小笹隼人(27)=京都・105期・S2=が初日9Rで白星発進を決めた。「レースをつくって勝負しよう」と臨んだレースは打鐘前に上昇したが、すさかず阿部拓真(宮城)が巻き返し。内で粘ると阿部の番手だった藤田竜司(青森)に厳しく押し込まれたが、「引けないところだった」と競り勝ち好位置を確保。最後は直線で阿部をきっちり差して、1着で予選突破を決めた。
今月は地元の向日町記念(31日~9月3日)に参戦。そこに向けて気合を入れて練習していたが、4日前の街道練習中に落車するアクシデント。肘を負傷し「不安はあった」とレースに挑んだが、それを払拭(ふっしょく)する快走を見せた。「走っていたら忘れていたので問題ない。脚も悪くない」と影響はない。細切れ戦となる準決勝12Rは渡辺十夢(福井)とのタッグで積極的に攻める。