【和歌山G1】脇本雄太マークは今場所3回目の稲川翔 差し切ってG1V2へ
「高松宮記念杯競輪・G1」(21日、和歌山)
準決12Rで稲川翔(35)=大阪・90期・S2=は2着。打鐘からカマした脇本雄太(福井)をしっかり追走した。
2日目12R白虎賞も脇本-稲川で連係。ただ、ダッシュ力のある脇本にジワジワと離れ、3番手回りの東口善朋(和歌山)に抜かれたうえに8着まで沈んでしまった。「脇本君の走りを無駄にしたくないという気持ちで臨んだ」という3日目は、脇本に食らい付くように走り、ワンツーを決めた。
稲川はG1V1。2014年6月の高松宮記念杯(宇都宮)で優勝している。当時はSSイレブン問題でトップクラスのレーサーが不在だったが、今回の決勝戦は競輪界を代表する実力者が勢ぞろい。「気持ちが入ってきました」という稲川は、今場所3回目となる脇本マーク。2日目はジワッと離れ、3日目はしっかりと付いて行った。最終日はピタッと追走するだけでなく、鋭脚を発揮して差し切りをもくろむ。