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向日町G3特集・【九州地区】瓜生崇智

シビアな位置取りを披露する瓜生崇智
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 「平安賞・G3」(9月2日開幕、向日町)

 強い若手が続々とデビューし、盛り上がりを見せている熊本支部。その中でも若手のリーダー格として存在感を見せているのが瓜生崇智(26)=熊本・109期・S2=だ。

 昨年12月に行われたレインボーカップA級ファイナル(佐世保)でS級特昇を決めると、昇級後も活躍。オールスター(平)では初のG1出場と着実にステップアップを果たしている。

 レースのおける状況判断の良さが光る瓜生。好位置を確保できるヨコの動きに加えて、緩めば早めでも仕掛ける、構えるべきところは構える、と的確にレースの流れをつかんで立ち回れるのが強みだ。

 直前に行われた武雄F1ではうれしいS級シリーズ初優勝を達成した。単騎戦だった決勝戦は初手から人気を集めていた町田太我(広島)-池田憲昭(香川)の後位を追走し、大方の予想通りに町田が先行態勢に入る。番手の池田が別線をけん制した隙を逃さずに、瓜生が内をすくって池田をさばき町田の番手を確保。最後は直線で伸びて1着と瓜生らしいシビアなさばきを見せての優勝となった。

 脇本雄太(福井)、新田祐大(福島)と世界レベルの脚力を相手に戦う今回。パワーの面では劣るが、縦横無尽に動ける強みを存分に生かして上位勢に一泡吹かせてみせる。

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