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【中国地区】岩津裕介

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2016年8月のオールスター(松戸)でG1初優勝を飾った岩津裕介(37)=岡山・87期・S1。決勝は村上義弘(京都)が先行し、稲垣裕之(京都)が番手まくり、その後ろにつけた岩津が、直線で稲垣を差して栄冠を勝ち取った。わずかの差で敗れた稲垣は、表彰台では気丈に振る舞ったが、検車場では泣き崩れた。一方、岩津は満面の笑みで松戸競輪を後にした。

その後、稲垣は寛仁親王牌(前橋)でG1覇者の仲間入りを果たし、その年末のKEIRINグランプリでは稲垣-村上義-岩津でラインを形成するなど、京都勢と連係することが多い。

だが、向日町記念となれば話は変わってくる。京都勢が多くいるとあって、近畿勢で結束するレースが増え、中四国勢は自分たちで活路を切り開くしかない。当時の岩津は別線を頼り、もしくは切り込んでトップクラスに食らいついたが、現状の競輪界は中四国勢の活躍がめざましいとあって、目標を欠くことが少なくなった。今場所は松浦悠士(広島)、宮本隼輔(山口)、島川将貴(徳島)と大砲がそろっており好位から楽に運べそう。2015年の平記念以来となる、8回目のG3優勝へ視界は良好だ。

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