【向日町G3】追い込み選手として覚醒の兆しを見せる阿部力也
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「平安賞・G3」(28日、向日町)
2日目11R、3連単で30万円台のビッグ配当を提供した阿部力也(31)=宮城・100期・S2。郡司浩平(神奈川)-海老根恵太(千葉)の後ろを固めたレースは最終バック9番手と苦しい位置になったが、3角過ぎに内を突き、直線では中を割って突き抜けた。
「3番手で脚を使ってなかった。突っ込まないと勝ち上がれなかったし、失敗したら仕方ないと思って行った」と瞬時の判断と思い切りの良さが功を奏した。
今開催は佐藤慎太郎(福島)をはじめ、菅田壱道(宮城)など北日本の実力者が順当に勝ち上がりを決めている。阿部自身も近況は北日本の追い込み選手として競走得点を上げており、流れはいい。
「自力より人の後ろの方が脚に余裕はできている。G1に出ている北日本の追い込み選手は最近変わってないので、そろそろ入れ替わらないと」と世代交代へ意気込みも十分。準決は好調を維持する菅田の番手戦。好目標をしっかり援護し、直線で鋭脚を繰り出す。