【川崎競輪】松井宏佑がドキドキしながら決勝進出

 「海老澤清杯 桜花賞・G3ナイター」(21日、川崎)

 松井宏佑(26)=神奈川・113期・S2=が、アクシデントにも負けずに決勝進出を果たした。

 3日目の準決12Rは、杉森輝大-武田豊樹が打鐘から果敢に先行する展開。さらに続く吉田茂生-坂上樹大を前に見ながら5番手を追走すると、最終2角から郡司浩平を連れてスパート。最後は郡司に差されたが、2着で勝ち上がった。

 「あんなに杉森さんが行くとは思わなかったけど、落ち着いて走ろうと思っていた」と冷静に走って勝機をつかんだ。

 慌てたのは、むしろレース前。「発売締め切りの7分前ぐらいに、左のシューズのヒモが切れて焦った。テープで縛って走ったけど、あれで心拍数が上がった。ドキドキした」と笑いながら明かす。

 狙うは初の記念制覇。「本当の勝負は最終日。力を出し切って、いい走りをする」と完全燃焼を宣言。神奈川ラインの先頭で、脚力を発揮する。

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