【競輪】ゴール板の内を通過して棄権に

 落車を避けてゴール板の内側を走行して棄権扱いとなった山中秀将
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 「S級シリーズ・F1」(11日、岸和田)

 岸和田競輪の初日8R(S級予選)で落車を避けるため、ゴールラインを通過できず棄権扱いになるという珍事が発生した。

 このレース、ゴール前で激しい攻防となり、接触により5人が落車。前方になった2人は落車に関係なくゴールできたが、後方にいた2人のうち、細川洋(46)=神奈川・69期・S2=は何とかゴールラインの最内を通過できたが、山中秀将(28)=千葉・95期・S1=は落車を避けたものの、ゴールラインの最内が落車選手でふさがれていたため、スリット写真撮影用のミラーの内を走行。ゴールラインを通過していないことになり、棄権扱いとなった。レース後の山中は「どこも通ることができなかったので、あんなところを走るしかなかった。その後、芝生部分に入ってしまい、戻ろうとしたときの段差で落車した」とのことで、右ヒジや頸部(けいぶ)を打撲。ゴールラインを通過していれば5着で、準決進出の目も残されていたが「事故棄権」のため、山中は予選敗退となった。それでも、山中は2日目以降を欠場せず、出走する予定。

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