【天皇賞・秋馬体診断】クロノジェネシス

 「天皇賞(秋)・G1」(11月1日、東京)

 出走馬の立ち姿の写真と馬体診断を、デイリースポーツのホームページに掲載する大好評企画。馬を見る目に定評のある僚紙・馬サブロー調教班の佐野裕樹(美浦)、竹原伸介(栗東)の両トラックマンが、出走を予定する各馬をS~D評価しました。週末の予想にお役立てください。

 【クロノジェネシス B】

 前走の宝塚記念Vから約4カ月ぶりのレース。当時はキ甲(※1)の下(肩の上部)に血管が浮き出るほど皮膚が薄かったが、今回はそれが見られない。この点は休み明けの体つきという感じだが、下腿(かたい)には当時と同じく血管がはっきりと浮き出ており、毛ヅヤも遜色はない。

 腹回りもすっきりと見せており、1週前の体つきとしては合格点以上だろう。以前に比べると脚長の体形になりスラッと見せているが、馬体に迫力が増している。4歳の秋を迎えて、完全に本格化したようだ。耳をピンと立てて真っすぐに前を見ている顔つきにも風格が感じられる。落ち着きがあるのは何よりだろう。(馬サブロー栗東・竹原伸介)

 〈1週前追い切り診断〉北村友を背に栗東CWで6F83秒3-37秒4-11秒9(馬なり)。僚馬のステラリア(2歳未勝利)と併入、ヴィッセン(9歳3勝クラス)を1秒7追走してこちらとも併入した。帰厩後5本目の追い切りで、馬体はすっきりと仕上がっている。フットワークに力強さが出て、ラストの伸び脚も上々だ。

 (※1)「キ甲」とは首と背の境の膨らんでいる部分。幼いうちは目立たないが、成長すると隆起してきてよく分かるようになる。この部分が隆起してよく見えるようになることを「キ甲が抜ける」と表現される。

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