【天皇賞・秋馬体診断】キセキ

 「天皇賞(秋)・G1」(11月1日、東京)

 出走馬の立ち姿の写真と馬体診断を、デイリースポーツのホームページに掲載する大好評企画。馬を見る目に定評のある僚紙・馬サブロー調教班の佐野裕樹(美浦)、竹原伸介(栗東)の両トラックマンが、出走を予定する各馬をS~D評価しました。週末の予想にお役立てください。

 【キセキ A】

 3カ月半ぶりだった前走の京都大賞典(2着)では、馬体重の増減はなくきっちりと仕上がっていた。そのため体つきに大きな変化は見られないが、毛ヅヤが大幅に良化したのは叩かれた効果だろう。加えて肩や前腕部と下腿(かたい)に血管が浮き出て、皮膚が薄くなったのも良い傾向だ。以前に菊花賞馬ではあるが守備範囲は芝2000~2400メートルと書いたが、この夏を超えて首が長く見えるようになり、脚長でスラッと見せている。守備範囲が長距離方向にスライドしているように感じられるものの、東京芝2000メートルは十分に対応できる舞台でもあり、500キロを超える大型馬が馬体を小さく見せている点にも好感が持てる。(馬サブロー栗東・竹原伸介)

 〈1週前追い切り診断〉武豊を背に栗東坂路で4F52秒5-37秒9-12秒7(馬なり)。終始、落ち着いた走りで軽快に駆け上がってきた。馬体の張りも目立ち、久々を好走した反動はなさそうだ。

編集者のオススメ記事

馬体診断最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(レース)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス