【競輪】ビッグレース返り咲きを狙う嵯峨昇喜郎 復調気配「しっかり成績残す」
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明るい光が差し込んできた。北日本地区のホープ・嵯峨昇喜郎(22)=青森・113期・S1=が一時の低迷期を抜けて再び進撃を始めた。
2019年7月にA級1、2班戦で3場所連続完全優勝を果たして、S級2班に特別昇級。同年11月の四日市G3では村上義弘(京都)、佐藤慎太郎(福島)らそうそうたる顔ぶれとともに決勝メンバーに名を連ねた。
2020年は3月のG2・ウィナーズカップ(福井)で特別競輪に初参戦を果たした。その後は6月の高松宮記念杯(和歌山)、8月のオールスター(名古屋)、10月の寛仁親王牌(前橋)と立て続けにG1に出走。寛仁親王牌最終日にはビックレース初勝利をマークした。
だが、その後はトンネルに入る。腰痛を発症してトレーニングをセーブせざるを得ず「満足に練習することができなかった」と苦しい時期を述懐する。今年の前半戦は予選敗退が続いた。それでも心を折らさず、地道に体のケアを続けた。中盤戦を迎えたあたりから調子を取り戻し、後期は8月の川崎、9月の青森、11月の武雄とG3のセミファイナルに3回進出した。
「今はウオーミングアップをかなり入念にやるようになりました。腰を痛めたことで、ケアの仕方とか分かったことがある。この先、選手を続けていくうえでの対処法を学びました。悪いことばかりではなかった」
今年は特別競輪の出走がかなわなかっただけに、胸には期するものがある。「来年以降はビッグレースに参加できるように、しっかりと成績を残したい」と言葉に力を込める。ポテンシャルの高さは実証済み。当面の目標に掲げるS級初Vを達成する日もそう遠くはなさそうだ。(競輪、地方競馬担当・堀江浩二)




