向井田真紀“カープ魂”で初勝利目指す
【第92回】向井田真紀(26)=広島・113期=
昨年11月にデビューした向井田真紀は、保母さんから転身した変わり種。弟・直弥(109期)の活躍にあこがれてボート選手を目指した。「レースをして分かったけど、難しい仕事ですね。先輩の皆さんのすごさが分かりました」と現在は圧倒されている様子。
まだ粗削りな状態ながら、キラリと光るものはある。それは強気な姿勢。「差すより握る方が好き」というように、毎回6コースから握っていくレースをしている。あとわずかで勝てそうなレースもあっただけに、まもなく初勝利を挙げてもおかしくないだろう。
そんな向井田の趣味は、大好きな広島カープの試合を観戦すること。「マツダスタジアムは年に5回くらい行ってます。お気に入りの選手は小窪哲也さんです。昔の背番号(12番)の時のユニホームも持っているし、今の4番のユニホームも持ってます。去年に結婚を発表された時は、本当にショックでしたが…」と顔を赤らめながら語ってくれた。
「カープ選手みたいに、私も誰かにエネルギーを与えられるようになりたい」という向井田。素質は秘めているだけに、今後の飛躍が本当に楽しみだ。