バイク娘・喜多那由夏ナカシマで大化け

 【第37回】喜多那由夏(30)=静岡・93期=

 ボートレースで使えるペラはヤマトとナカシマの2種類あるが、9割以上がヤマトを使用。ナカシマのゲージを持っている人が、ほとんどいないからだ。ただ仕上がった時の破壊力は、ナカシマの方が上と聞くことが多い。

 そんな中、女子で珍しくナカシマのゲージを持っているのが今回紹介する喜多那由夏。「ナカシマは仕上がれば、Sしてからの伸びがいい。この制度になったのは私にプラスです」と自信がみなぎる。言葉通り13年前期の適用勝率(今年5月~10月の成績)は4・94。デビューして最高成績を残している。

 そんな喜多は、趣味も女子では珍しいことをしている。それは大型バイクの運転。男子でも操るのに難しい排気量600CCのバイクを、46キロの体重で軽々と乗りこなすと言う。「これまでいろんな所に行きました。特に良かったのは箱根。バイク好きが集まる場所があるんですが、100台近くバイクが並んでいる姿は爽快(そうかい)でした」と笑みがこぼれる。

 独特の世界観を持つ喜多。大きく化ける可能性はあるので、注目してみてください。

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