平川香織 氷上から水上へ…仕事にのめり込む毎日

 【第31回】平川香織(19)=埼玉・122期=

 18年5月のデビューから1年半になろうとしている平川。休みの日の過ごし方を聞くと「今はボートのことしか考えられず、休日も練習や、体のメンテナンスで時間が過ぎてしまってます」とボート一色。

 ボート選手になる前は、フィギュアスケートをやっていた。「フィギュア時代からなんですが、自分はオンとオフの切り替えができなくて、練習をしていないと落ち着かないんです。練習のし過ぎでコーチからは“練習禁止令”が出たこともありました」と、これと決めたら、とことんのめり込むタイプのようだ。

 「今は本当にボート漬けの毎日です。買い物とかも嫌いじゃないけど、他のことをやっていてもすぐにボートのことを考えてしまう」と話す彼女。「練習でやっていることが結果につながれば安心するんでしょうけど、今は全然。練習では見えていることも本番では見えていないし、もうちょっとリラックスしなければとも思っている」と反省していた。

 練習以外では体のメンテナンスも大事にしている。「パーソナルトレーニングをしてます。担当の人にレースを見てもらい、レースに耐えられる体作りをしています。あとは整体とかも通っています」とフィギュア時代の経験を生かしメンテナンスは怠らない。

 8月のからつ一般戦ではうれしいデビュー初1着を飾った。「目標はA級。もっとSも行けるようにしたい」と次なる目標に向け突き進む平川に注目していきたい。

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