【第２５回】島倉都（２２）＝群馬・１２０期＝

　新潟県佐渡島出身の島倉。ボートレースとは無縁の地とあって、新潟県初の女子レーサーとして話題になった。

　そんな島倉に趣味を聞くと「ドライフラワーを作ることです。おばあちゃんがお花が好きで、小さい頃から花に囲まれて育ちました。それもあって昔から花や植物が好き。ドライフラワーもたまに作っていました」と教えてくれた。

　開会式では、ファンに花束をもらうことが多い。「この間の宮島では抱えるほどの花束をもらってすごくきれいだったんです。どうしても残したくて、家に宅急便で送ってドライフラワーにしました」と本当にうれしそうだった。

　遠いレース場では持ち帰ることも難しく寄付することも多いが、できるだけ持って帰るようにしている。そうしているうちに「最近は部屋がドライフラワーでいっぱいになってきました。花は結構値段もするし、お金もかかっているのでできるだけ残したい。ファンの人も喜んでくれると思います」とファンの気持ちを大切にしている。

　レースの方では「少し消極的になっているし、Ｓが武器として使えていない」と表情を引き締めていたが、４日の平和島では目標だった水神祭も達成。３０３走目での初勝利に「ほっとしました。長かった」と満面の笑みで喜んだ。この１勝をきっかけにどんな成長を見せるかこれからも注目したい。