阪神・藤川監督「ゴジラ様、襲来ですね」巨人・松井新監督誕生で闘志 名球会の先輩「ガツンと向かって行きやすい」

 松井を打ち取る藤川=2002年9月
 就任する巨人・松井新監督について話す藤川監督(撮影・西岡正)
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 阪神・藤川球児監督(46)が23日、東京都府中市の明大グラウンドを訪れ、ドラフト1位指名した榊原七斗外野手(22)=明大=の指名あいさつに出席した。この日は巨人の新監督に球団OBの松井秀喜氏(52)の就任が発表された。球界の後輩として来季の対戦を心待ちにし、監督同士で臨む伝統の一戦に向けて早くも気持ちを高ぶらせた。

 球界全体に飛び込んできたビッグニュースの到来に、闘志がみなぎる。同時に、猛虎を束ねる立場として意欲もかきたてられた。藤川監督は松井氏の新監督就任に「ニューヨークから東京にゴジラ様、襲来ですね」とユニークな表現を交えて、笑顔で歓迎。「向かう相手ができたことが、まずはうれしいです」と率直な心境を明かした。

 偶然か必然か、時を同じくして最高峰の舞台で再び相まみえる。日米を席巻した強打者がライバル球団の監督に就任。長い歴史で紡がれてきた伝統の一戦は、新章に突入する。「監督と監督の勝負はペナントレースにおいて非常に重要になる」と経験に基づいて実感を込めた。リーグ3連覇を狙う阪神と覇権奪回に燃える巨人。グラウンド上で繰り広げられる意地のぶつかり合いは、今季以上に白熱の予感が漂う。

 松井氏は現役時代、巨人の主砲として君臨。ヤンキース移籍前の02年までの期間、藤川監督と対戦経験もある。通算成績は8打数2安打2本塁打、3打点。「若い時も一緒に立ち向かいました。立ち向かう理由ができたので非常に楽しみというかうれしいです。野球界の後輩としても」と同じタイミングでチームを率いる巡り合わせに、胸を高ぶらせた。

 今季は2リーグ制以降では球団史上初の連覇を達成。8月以降は巨人・橋上監督代行との首位争いを制した。「やっぱり監督さんがいるチームと勝負をするというのは、非常に自分の中で監督をする上でも覚悟が決まる」と勝負師として腹をくくる要素にも言及した。

 巨人以外にも、中日は工藤新監督を迎えて捲土(けんど)重来を狙ってくる。藤川監督はセ・リーグ6球団の監督の中で最年少。「皆さん先輩なので向かっていきやすいですね。しかも名球会の先輩ですから。若い自分としてはガツンと向かって行きやすいので、楽しみといいますか『さぁ行こうか』という感じにはなりやすいですよね」。経験豊富な先輩たちの胸を借り、しのぎを削っていく。

 ドラフト会議から一夜明けたこの日は、1位指名した明大・榊原と初めて対面した。「どこに向けてチーム作りをするのか、というところにおいては非常に気持ちが上がりますよね。チーム作りをどこに向かってしていくか、という意味では楽しみというか『さぁやろう』となりますよね」と藤川監督。新体制の宿敵と真剣勝負を繰り広げ、見る者の心を揺さぶる。

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