下野京香 サスペンスドラマがリフレッシュの源
【第16回】下野京香(21)=東京・120期=
デビュー3年目を迎え奮闘している下野。ブロンドに染めたショートカットのヘアスタイルは、ピットの中でも輝く存在だ。
学生時代はサッカーやバスケットで鍛えられた体育会系女子。プライベートでは、アクティブな休日を過ごしていると思いきや「今はがっつり動いてませんね」と、意外にも自宅で過ごすことが日課。最近の趣味は、映画やTVドラマの鑑賞がメインだ。「ジャンルは幅広いですね。王道のラブストーリーや、ディズニーも見ます」と話題作をしっかりチェックして女子力を充実させている。
「自分で結構見るドラマは、サスペンス系が多い」。TVドラマでは、知的なジャンルに興味津々の様子。「平日の昼間に再放送している『科捜研の女』や『相棒』を見るのが好きですね。話も分かりやすいし、犯人を捜すのが楽しみ」と大きな目がキラキラ。「お母さんが昔から見ていて、気がつけば自分も同じことをして乗り移っちゃった」とニッコリ。自宅で何気ない一日を過ごし、ゴロゴロとくつろぐことが、最高のリフレッシュタイムとなっているようだ。
その成果が実を結び?レースでは、一歩ずつ成長の階段を歩んでいる。7月の徳山男女W優勝戦では、1号艇で迎えた3日目7R、西村美智子の猛追を退け、逃げ切りでデビュー以来2勝目をゲットした。「ケガをしてからの復帰戦でしたが、レースでは初めてのイン戦。番組を見て、前日からプレッシャーで死にそうでした」とはにかんだ。
レースで多くの難事件を解決し、舟券で下野が主役の座に立つドラマは、「いつかは大舞台で“師匠”に勝ちたい」と支部こそ違うが、兵庫の中谷朋子との対戦が最高のクライマックス。憧れのその日まで“下野劇場”に終わりはない。