【ボート】マスターズカウントダウン5
「マスターズチャンピオン・プレミアムG1」(12日開幕、びわこ)
今回の出場選手の中で、最も充実しているのは今村暢孝だろう。昨年11月の芦屋から11節連続優出、さらに九州地区選手権を含むV2。SGクラシック(平和島)こそ予選落ちだったが、続く津、大村でも優出と安定感はピカイチだ。「好調の要因?分からないなぁ。いいエンジンを引いたわけではないし、たまたまだよ」と笑う。50代を迎えても、勢いがさらに加速している感じさえする。
びわこではG12回を含む優出7回でV2。近5年では優出3回でV1。13年のマスターズは妨害失格で賞典除外となったが、それ以外は8走して1着3回、2着3回、3着2回と全て舟券に絡んでいる。「うねりは嫌いだけど、こればっかりは仕方がない。常に足りない所を求める調整をするだけ。バランスよく仕上げたいね」と話す。いつもギリギリまで整備室に残って調整している姿が印象的だ。最後は「もう気負いなんかないよ」とニッコリ。この力みのなさが好調の理由なのかもしれない。
