【ボート】尼崎G1松井が堂々の主役

 「尼崎センプルカップ・G1」(12日開幕、尼崎)

 2016年記念戦線は、尼崎ボートからスタートする。王者・松井繁を筆頭に、篠崎元志、太田和美、中島孝平ら昨年末のSG・グランプリを沸かせた豪華メンバーが集結。地元からは吉川元浩、魚谷智之、吉田俊彦、藤岡俊介らが参戦する。また、尼崎の6人組ガールズユニット「Amagami Six」が、今回も最終日(17日)に登場する。

 松井が堂々の中心だ。当地は14年のSGクラシック優勝などV2、G1でも3度の周年Vを含む5度の優勝があり、準地元にふさわしい実績を持つ。年末のグランプリ出場へ向け、新年から気迫の走りで賞金加算を狙う。

 勢いの面では篠崎元が断トツだ。昨年8月のボートレースメモリアル(蒲郡)で2年半ぶりのSG制覇を成し遂げると、年末のグランプリでも優出4着。当地は13年3月のG2でV、昨年9月のプレミアムG1・ヤングダービーで優出(3着)するなど、水面実績も問題はない。持ち味のスピード戦でV戦線をリードする。

 松井、篠崎元撃破を狙うのが地元軍団。SG覇者の吉川、魚谷、勝野を中心に精鋭がそろった。魚谷、勝野は昨年尼崎でV3と実績抜群。61、62回大会と連続で優出しながらも、Vを逃している金子もリベンジへ意欲。さばき確かな吉田、伸び仕様で地元ファンを沸かせる向所、メキメキ頭角をあらわす藤岡も侮れない存在だ。

 記念でも安定した活躍を見せる太田、白井、菊地、中島や浜野谷、新田、山田ら前回大会のファイナリストの動向にも注目。また田村は昨年3月、湯川は昨年8月以来のG1復帰戦となるだけに気合も十分。特に田村は、7月に地元鳴門でオーシャンカップを控えるだけに、ポイントアップへ激走は必至だ。

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