【ボート】桐生SG 峰竜太が史上初のGRANDE5完全制覇で3・5億円獲得「業界を引っ張りたい」
「ボートレースメモリアル・SG」(30日、桐生)
前人未到の偉業をついに達成-。1号艇で圧倒的人気を集めた峰竜太(41)=佐賀・95期・A1=が、イン速攻でライバルを圧倒。通算では106回目、SG8回目の優勝でボートレース史上では初の「GRANDE5」を完全制覇。3億円相当の純金インゴットを獲得。優勝賞金、副賞を加えると約3億5000万円を獲得した。2着は地元の毒島誠(群馬)、3着には3カドの池田浩二(愛知)が続いた。
ボートレース74年の歴史に燦然(さんぜん)と輝く金字塔。峰が史上初の“GRANDE5”完全制覇を桐生で成し遂げ、3億円相当のまばゆい純金インゴットを勝ち取った。
池田が3カドを選択するなど、グランドスラム阻止へライバルたちが敷いた強力な包囲網。「理想に近いターンをしたけど、横に毒島さんがいてすげぇと思った」と決して優位に運べる戦いではなかったが、1号艇の峰が押し切った。「毒島さんの方が素晴らしいと思ったけれど、こればかりは運なので。実力不足を感じました」と反省の言葉を口にしたが、堂々の1着でゴール。桐生の夜空に高々と勝利の拳を振り上げた。
オールスターではファン投票トップの常連、最多勝率は通算12回などあらゆる部門で頂点に上り詰めたボート界の“スーパースター”。「実力とかじゃなくて、本当にスター性だけです。いいエンジンを引いて、展開が良くて得点率もトップ。これが自分にある限りは、ボート業界を引っ張りたいと思う」と今後の方向性をしっかりと見据えた。
このレースで、賞金4200万円はもちろん、誰もが驚く3億円相当のインゴットを含めて、約3・5億円を獲得。「面白い自分が、有意義に使いたい」と今後の使い方は模索中。レース後は、大粒の涙で喜びをかみしめた。
これまで幾度も瞳をぬらした、歓喜と悔しさの涙。重圧を乗り越え、誰もが成し遂げなかったグランドスラム達成をついにやってのけた。苦闘の果てに手に入れた純金の栄誉は、相場以上の価値がある。生涯忘れ得ぬ宝物となるだろう。
