【ボート】桐生SG 峰竜太がGRANDE5制覇へ王手

 「ボートレースメモリアル・SG」(29日、桐生)

 準優勝戦が行われ、11Rは1号艇の峰竜太(41)=佐賀・95期・A1=がイン逃げで圧勝。ボート界では史上初の「GRANDE5」完全制覇へ、ついに王手をかけた。

 GRANDE5は、2014年5月のオールスター(福岡)から設けられた、SGでは唯一無二の表彰制度。伝統の5大SG(ボートレースクラシック、ボートレースオールスター、ボートレースメモリアル、ボートレースダービー、グランプリ)を優勝した「最初の選手」に“完全制覇”の称号、3億円相当の純金インゴットが贈呈される。

 「想像より重圧は感じましたね。グランプリとは違うプレッシャーがありました」と押し寄せる心理的な壁はあったが、1Mは華麗なターンで先マイ。次位に弟子の定松勇樹(佐賀)を引き連れ、師弟ワンツーで白星を勝ち取った。

 エース27号機は「足は節イチで言うことないですね」と仕上がりに大威張り。「スタートしてからの出ていき方や本番の足の強さ、ピット離れも突き抜けていた。エンジン評価よりも出せている」と話すように、どの足も抜群の域。完調宣言と言ってもいいだろう。

 いよいよGRANDE5完全制覇まで、あと一勝。「開会式とかでも“オレに任しておけ”ぐらいの気持ちで来たけど、背負い切れないくらい(重圧を)感じる」と話す表情に、普段の笑顔は少ない。「一日中、諦めている自分と、達成して自分ってすごいなと思う自分のはざまにいました」と悩める胸中を吐露した。

 だが、幾多の舞台で名場面を生み出してきた、ボート界の千両役者。好条件がそろった優勝戦に向け「いずれ誰か獲るんでしょうけど、自分が今獲っておいた方がいいのかな、という気がします」と臨戦態勢はバッチリ。歴史的な偉業は、桐生の水面で決めてみせる。

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