【ボート】重木輝彦が宮島・サントリー杯を制覇!「6日間煮込んだ最高の味 カレーもビールも大好き」

 「サントリー杯」(21日、宮島)

 宮島ボートのサントリー杯は21日に最終日を迎え、小雨の中で優勝戦が争われた。ホームは向かい風2メートル。スロー3艇は横一線の好スタートを決め、1号艇の重木輝彦(38)=兵庫・104期・A1=はコンマ13のタイミング。1周1Mを先制し先頭に立った。2コースから差した西村拓也(大阪)は2Mの全速ターンで2番手に浮上。6コース戦の新田洋一(広島)が2周1M差して3番手に続き、3連単は2010円をつけた。

 今大会はいつの間にか重木カラー一色。予選1位、準優、優勝戦で逃げての王道Vで宮島は初制覇。水上パレードでは重木の代名詞であるスパイシーポーズと、カレーの聖地・インドのナマステポーズを交互に行いファンへの感謝を伝えた。

 重木と言えば、ボートレーサーであり、スパイスカレーのプロデューサー。カレーが好きすぎて10年前からイベントでカレー店を出店。スパイスの利いたこだわりのカレーが好評となり、昨年からレトルトカレーの販売にまで事業は拡大した。本場インドで修行に励んだ熱量で、今や重木と言えばカレーと定着。シゲキという名前と、スパイスがマッチングし本業もカレー道も好調だ。

 好素性機を引き当てた今節、重木のコメントはカレーまみれ。「素材がいいので、あとは調理人次第」。「ぐつぐつ煮込んでいい感じ」。「カレーは3日目が一番美味しくなる」と3日目に連勝を飾り、西村を抜いてトップに躍り出た。枠に応じてスパイスを利かせたり、マイルドに仕上げたり、インからアウトまでどのコースからもスパイシーなレースを繰り広げて優勝で完結。「もう6日間も煮込んだんで味は最高」と完璧な味ならぬ足に仕上げた。副賞はサントリービールの金麦500ミリ缶が2ケース。「カレーにはビールがよく合う」と勝利の美酒までセットされていた。

 みんなを楽しませてくれた一方、期初めの尼崎でフライングを切ったばかりで内心はヒリヒリ。「事故のできない緊張感の中で戦えて本当に刺激的。ピリッとスパイスの利いた一節だった」と振り返る。「前回の宮島(24年9月)もエンジンが出ていて予選は1位。でも準優で吉田凌太朗(愛知)に差されて優勝戦は4号艇。中島秀治(滋賀)が優勝して僕は2着。アレが悔しくて、次は優勝したいと思っていた」と胸に秘めた思いを今節にぶつけた。

 広島とは縁があり、幼少期に遊びに来ていた町。「おじいちゃんのお墓参りに行って、優勝の報告をしようかな」とニッコリ。大好きなスパイスカレーを通して、ボートレースの魅力を発信。カレーのように味わい深い人間力を持つ、重木のカレーとレースの進化に今後も注目だ。(カレー大好き記者・野白由貴子)

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