【競輪】平塚GP 地元の郡司浩平が悲願の初優勝 単騎まくりで快勝「やっとグランプリを実感できました」

 「KEIRINグランプリ2025」(30日、平塚)

 郡司浩平(35)=神奈川・99期・SS=が嘉永泰斗(熊本)の仕掛けに乗って、最終2角からまくってグランプリ初制覇を果たした。地元選手がグランプリを優勝するのも初めて。これで、優勝賞金1億4600万円(副賞含む)を獲得して年間賞金ランキング1位に輝いた。2着には初手から郡司後位だった単騎の阿部拓真(宮城)。3着は吉田拓矢(茨城)が入った。

 神奈川のエース・郡司浩平ここにあり-。鮮やかな単騎まくりを決めて6回目の挑戦で悲願のグランプリ制覇を果たした郡司。ゴール後はスタンドを埋め尽くしたファンの歓声を独り占めした。

 地元平塚では今回が3回目のグランプリ出場。テーマは“いつも通りで自然体”だった。「2回目の時は絶対に勝つんだという気持ちで入ってダメだった。今回はいつもの開催と同じ感じで来ました。ゴールを駆け抜けた瞬間、やっとグランプリを実感できました」とゴール後に右手を高く突き上げ、ほえたシーンこそがその象徴だった。

 今年はG1戦線で悔しい思いを続けてきた。決勝進出は6月の高松宮記念杯(岸和田)のみ。常に結果を求められる立場として、消化不良の一年だった。「一年間大きいところで思うような結果を残せなかった。でも最後にグランプリで思った通りの走りで集大成を見せることができました。これで勝てなかったから格好つかないなと思ってました」と最後の最後に最高の結果を残した。

 来年はグランプリ覇者として一年間、1番車のユニホームを着て走る。また、5月には再び平塚でG1・日本選手権も開催される。「初手から有利にレースを運べる。南関勢としてみんなで頑張っていきたい」と意気込んだ。今年は単騎でグランプリを制した。来年のグランプリ(平)では南関勢を何人乗せることができるか。新王者となった郡司の真価が問われる一年になりそうだ。

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