【競輪】立川デイリー杯 期待の新鋭・中石湊がS級初優勝 8月のG1・オールスターへ弾み
「デイリースポーツ杯・F1」(4日、立川)
中石湊(20)=北海道・125期・S2=が最終1角から山口貴弘(佐賀)を叩いて先行勝負。そのまま押し切ってS級初優勝を達成。昨年5月デビューの125期では栗山和樹(岐阜)に続き2人目のS級優勝を果たした。2着には中石後位を競り勝った河村雅章(東京)、3着には佐々木雄一(福島)が入った。
北日本期待の新鋭・中石がS級昇級5場所目で初優勝を果たした。決勝は強力な同型不在で先行1車の構成。さらに番手は橋本と河村が初手から競りと中石にとって有利な一戦。
最終ホームで単騎の山口に叩かれたのは想定外だったが、すぐに叩き返して逃げ切り1着。自らの力で勝利をつかみ取ったが「北日本の先輩4人が後ろを固めてくれたのにラインで決められず残念」と初優勝にも笑顔は少なかった。
来月には地元の函館でG1・オールスター(8月12~17日)への出場が決まっている。「せっかく推薦で選んでもらえたので、いろんなことを吸収して楽しみたい」とワクワクした様子。次走の富山F1で連続優勝を決めて勢いに乗り、初めてのG1でも大暴れしてくれるはずだ。



