【ボート】尼崎G3 小坂尚哉が地元で2年ぶり7回目の優勝
「サッポロビールカップ・G3」(23日、尼崎)
2号艇の小坂尚哉(38)=兵庫・94期・A1=が差しで勝利し、通算では24回目の優勝を今年初、地元では23年4月以来7回目となるVで飾った。2着には人気を集めた1号艇の深川真二(佐賀)、3着に5号艇の生方靖亜(群馬)が続き、3連単は4300円(14番人気)の決着となった。
小坂がコンマ04の全速Sからイン逃げを狙った深川の懐へと鋭角ターンで攻め込んだ。バックでグイグイ迫り2Mでの先マイで勝負を決め「気合のSでした。のぞく感じもあったし、ハンドルもしっかり入った」と会心のレースを振り返った。
雪辱を期して臨んでいた。前回2月の当地戦では予選トップからの優勝戦1号艇も、沢田尚也(滋賀)の3コースからのまくり差しに屈して無念の準V。「悔しい思いがあったし、エンジンは仲良くしている高校の同級生(西村拓也・大阪)が優勝していた14号機だったので“負けてたまるか”と。前検から手応えもあった」と胸の内を明かした。
今期はこれで走り納めとなるが勝率は7点台と好調を維持。次節も地元戦が控え「また同じエンジンを引きたい。しっかり頑張ります」と満面の笑みで文字通り“勝利の美酒”に酔っていた。





