【競輪】新山将史が大宮デイリー賞V 番手から鋭く差して23年8月以来のS級制覇

 「デイリースポーツ賞・F1」(19日、大宮)

 新山将史(34)=青森・98期・S1=が、青野将大(神奈川)の番手から直線抜け出して快勝。2023年8月奈良F1以来のS級優勝を飾った。単騎の柏野智典(岡山)と大坪功一(福岡)が追い上げて2、3着。地元から1人だけ臨んだ加藤将武(埼玉)も4着と健闘した。

 新山が的確な番手戦を披露して快勝した。5番車からSをもぎ取り、あとは前を託した青野に任せると、その青野がペース駆けに持ち込んで後続の仕掛けを封じると、番手から直線で抜け出した。内から柏野が猛然と迫ったが、4分の1車身しのいだところがゴール。「青野君がいいペースで踏み直しもすごかったし、後ろからは来られないだろうと思ってました」とたたえた。

 青野の番手は1月松山F1の準決以来。この時は「後ろばかりを気にしてしまって」と青野を抜けず2着。今回は反省を生かしてきっちり差したが「とにかく青野君のおかげ」と感謝を忘れない。

 1年8カ月ぶりのS級優勝に「今回も一緒だった磯島(康祐)が駆けてくれた時以来ですね」と笑顔。弟・響平の豪快な先行力が注目を集めるが、兄の末脚からも目は離せない。

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