【競輪】奈良記念は三谷竜生が連覇 6年ぶりに将太との兄弟ワンツー決着

 奈良記念2年連続3回目の優勝を飾った三谷竜生
 奈良記念で優勝した三谷竜生(右)と兄で2着に入った三谷将太
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 「春日賞争覇戦・G3」(25日、奈良)

 12Rで決勝が行われ、三谷竜生(36)=奈良・101期・S1=が最終2角6番手からまくって1着。奈良記念は2年連続3回目、G3は昨年のこのシリーズ以来で7回目の優勝を飾った。三谷竜に続いた三谷将太(奈良)が2着に入り、2018年の奈良記念以来となる三谷兄弟ワンツーで決着。2角手前5番手から先にまくった菅田壱道(宮城)が3着に入った。

 近畿7車は3つに分かれての競走。正攻法の古性優作(大阪)が突っ張り、脇本雄太(福井)と激しい主導権争いを展開し、最後は展開を見据えてまくった三谷竜がVゴールを駆け抜けた。

 ヒーローの三谷竜はゴール後、三谷将に称賛されてから、力強くガッツポーズ。ファンの大歓声にしっかりと応えた。

 近畿勢全員にチャンスがあるようにと3分割で戦った。先頭を担ったのはいずれもKEIRINグランプリ覇者。最近の成績が考慮されたようで三谷竜は少し人気を下げていたが、意地を見せて踏み上げた。「改めてみんな強いです」と真っ向勝負で戦った古性、脇本を称賛した。

 直前のG1・全日本選抜(岐阜)は1次予選で敗退。「良くなかったので、今回は不安な気持ちだった」と明かすが、徐々に雰囲気が良くなってきた。「最後はいい勝負ができましたし、日ごとにいい感じになりましたね」。6年ぶりの兄弟ワンツーにも「かなりうれしいです」と笑顔だ。

 昨年11月のG1・競輪祭(小倉)で失格したことで、今年3月はあっせん停止。「4月からしっかりと走れるようにします」と停止期間中も練習に励む。兄弟ワンツーを決めた18年は、暮れにグランプリで優勝したとあって、今年も…の期待が懸かる。「もちろんグランプリに向けて頑張るだけです」。復活ののろしを上げた三谷竜。GPV2へこのまま爆走する。

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