【POG】フィリーズR池添勢2頭を徹底取材(栗東発)

 競馬新聞「馬サブロー」が誇るPOGマスター、塩手智彦(栗東)と木村拓人(美浦)がお送りするPOG情報。東西のトレセンでつかんだ情報をお伝えします。

 今回はフィリーズレビュー(12日・阪神、芝1400m)に2頭出しを予定している池添厩舎勢の1週前の様子をお伝えしたい。

 重賞2勝目を狙う函館2歳覇者のブトンドール(牝)。1日の1週前は鮫島駿を背に、栗東CWで6F83秒8-38秒9-13秒1。ラスト1Fが13秒1かかったことについて、師は「鞍上が(時計が)速くなり過ぎないようにとの判断でセーブしたものと思います。3~4角は自分から加速してとてもいい走りでした」と納得の表情。「前走は馬場も展開も向きませんでした。もう一度1400mの走りを見て、今後を考えたいと思います」とのことで、クラシック路線か短距離路線のどちらに向かうかを占う重要な一戦となりそうだ。

 1月の中京新馬戦(芝1600m)1着以来となるハートループ(牝)は池添で予定。師は「1週前のケイコはいい動きでした。口向きの難しい馬ですが、コントロールが利く範囲ですし、リングバミをケイコで着けてみて、その時の感触次第で実戦での装着も考えています。今回は重賞で1F短縮。ペースは違うと思いますが、そこは鞍上がうまく導いてくれればと思います」と新馬→重賞の連勝を期待した。(馬三郎栗東支局・塩手)

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