【チューリップ賞】良血馬バースクライ“桜冠”狙う 母、半兄ともに千田厩舎管理

 「チューリップ賞・G2」(4日、阪神) 

 厩舎ゆかりの血統で、桜舞う仁川に思いをはせる。桜花賞の重要ステップレースに千田師が送り込むバースクライ。母のティップトップ、半兄のインテンスフレイムも同厩舎で管理してきた、勝手知ったる血脈だ。

 母ティップトップは未勝利戦の期間内に勝ち上がれなかったが、格上挑戦で挑んだ初ダートの500万下(1勝クラス)を快勝。その後も勝利を重ね、最終的には3勝を挙げた。「お母さんは戦車みたいでした。ダートの千二でしか走らなかったけどね」と振り返る。

 ただ、ハーツクライが交配されて“産声”を上げた当馬は「お母さんとはタイプが違う」という。ダート寄りのパワーとは逆に、芝向きの瞬発力が発現した。前走は紅梅Sで2着に敗れたが、稍重で切れ味がそがれたもの。良馬場でこそ、この馬の武器が光る。

 「(母父)ドバウィにハーツクライですからね。この辺にいちゃいけないと思います。(G1に)出したいし、出さないといけない血統ですから」。世界的な良血馬が、“桜冠”に向けて好発進を決めるか-。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

競馬・レース最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(競馬・レース)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス