【AJCC】ガイアフォース 逆襲準備OK 杉山晴師「もっと上を目指せる馬」

 「AJCC・G2」(22日、中山)

 巻き返しを狙うガイアフォースが18日、栗東坂路で軽快なフットワークを披露。好仕上がりをアピールした。昨秋の菊花賞は1番人気に支持されながらも8着。重賞初Vを決めたセントライト記念と同じ舞台で始動戦をモノにし、飛躍の一年にする。

 仕切り直しの一番だ。23年の始動戦に臨むガイアフォースは栗東坂路へ。リズム良く登坂すると、終始馬なりのまま4F54秒0-38秒7-12秒0をマーク。輸送も控えているため軽めの調整だったが、四肢をダイナミックに使ったスピード感あふれる走りで好気配を伝えた。

 杉山晴師は「1週前にルメールが乗ってくれて、馬の動きがより大きくなった。状態はすごくいいです」と仕上がりに好ジャッジ。手綱を取った長岡(レースはルメール)も「馬なりでしたけど、良かったです。この追い切りでまた1段階上がってくると思います」と太鼓判を押した。

 1番人気に支持された前走の菊花賞はまさかの8着。最内枠があだとなり、馬群にもまれてリズムを崩すと、最後まで浮上のないまま終わった。「人気を裏切ってしまった。でも、ここで終わるような馬じゃない。もっと上を目指せる馬だと思う」と師は能力を信じ、厩舎一丸となって雪辱を果たす瞬間のために準備を整えてきた。

 条件も好転する。同舞台で行われたセントライト記念では、のちの菊花賞馬アスクビクターモアを撃破し重賞初V。「結果が出ていますからね。古馬との重賞は初めてですが、胸を借りつつも結果を出さないといけない立場。今年はさらに強いガイアフォースを見せたい」と力を込めた指揮官。飛躍の一年にするために、まずは好相性の舞台でV発進を決めたい。

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