「ファンタジーＳ・Ｇ３」（５日、阪神）

　ここで反撃だ。ミカッテヨンデイイは格上挑戦でフェニックス賞を制し、勢いに乗って小倉２歳Ｓに挑んだものの、１０着に敗れた。堀内師は「前走は連戦というより、最後の併せ馬で気を入れ過ぎて装鞍所からイレ込んでしまいました」と敗因を分析する。

　３０日の美浦Ｗで６Ｆ８４秒９－３８秒４－１２秒１を馬なりでマーク。「本追い切りは日曜（３０日）に済ませ、今週（２日）はサラッとやって４日に輸送の予定です。気が良くてすぐ仕上がるので、テンションを上げ過ぎないよう調整。具合は本当にいい」と胸を張る。

　デビュー４戦は、全て今村聖奈が手綱を託されてきた。聖奈は「前走はテンションが高かったです。今回は輸送もありますし、イレ込みが心配ですが、馬具を工夫してくださると聞いています。落ち着いて挑めれば、能力はありますし、折り合いもつくので１４００メートルに距離が延びるのはいいと思います」と手応えをつかんでいる。

　今年の最大目標は阪神ＪＦ（１２月１１日・阪神）。「いい競馬をして、次も（今村に）頼めるような結果になってほしいですね」と堀内師。人馬一体の走りで、本領発揮といく。