【天皇賞】ジャックドールが躍動 しっかり負荷かけ首差先着

 「天皇賞(秋)・G1」(30日、東京)

 札幌記念の覇者ジャックドールが19日、栗東CWで1週前追い。藤岡佑を背に、富士Sに出走するノルカソルカ(5歳オープン)を前に見る形からしっかり負荷をかけ、首差先着を果たした。刻んだラップは6F79秒7-36秒2-11秒5。やや反応するまでに時間を要したが、ラスト100メートルからのアクションはさすがの躍動感だった。

 「時計を出すよう指示しました。時計のかかる馬場状態としてはいいタイムだったと思います。春は金鯱賞(1着)の時が良かったので、それくらいをイメージして状態を上げていきたい」。見届けた藤岡師は、臨戦態勢が整いつつあることを確認。「前走(札幌記念)のような競馬ができたのは収穫でした。フレッシュな状態の時が走りますからね」と、好位から決めた前回を振り返り、大一番に向けて期待を寄せた。

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