【札幌2歳S展望】ブラストウェーブが無傷V2で王道突き進む
「札幌2歳S・G3」(9月3日、札幌)
一昨年のソダシ、昨年のジオグリフがここからクラシックホースへと上り詰めた出世レース。今年の主役は函館の新馬戦を快勝したブラストウェーブだ。全兄に18年有馬記念覇者ブラストワンピースを持つ血統馬。538キロの雄大な馬体で、見た目や体つきはそっくり。無傷V2でのタイトル奪取で兄の背中を追い掛ける。
コスモス賞は2着に終わったドゥアイズ。出遅れに加え、4角でも外に逃げ気味になるなど決してスムーズではなかったが、それでの連対確保は能力の証しだろう。まだ良化の余地を残しており、今後の伸びしろは大きく、状態も高いレベルで安定している。
札幌の新馬戦で差し切りVを決めたアスクメークシェア。内から馬群をさばいてきっちり差し切った内容は評価できる。全兄に重賞2勝馬ファンタジスト。将来性が高く、重賞でも楽しみは大きい。
他では世代一番星に輝いた新種牡馬サトノダイヤモンド産駒のダイヤモンドハンズにも注目。父同様にスケールの大きさを感じさせる逸材だ。